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1月9日 ジャパンラグビートップリーグ2009-2010 トヨターリコー 近鉄ーサニックス [ラグビー]

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本日は近鉄にて、約10ヶ月ぶりに花園参戦! 年末年始は裕福なのか貧乏なのかよくわからない旅程ですが、色んな意味で興味を引かれた”一粒で二度おいしい”2試合を観てまいりました。

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ジャパンラグビートップリーグ2009-2010 第13節 @近鉄花園ラグビー場 観衆3271人

トヨタ自動車ヴェルブリッツ 52-0 リコーブラックラムズ

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ジャパンラグビートップリーグ2009-2010 第13節 @近鉄花園ラグビー場 観衆4772人

近鉄ライナーズ 17-44 福岡サニックスブルース

 結果的には2試合とも大差となったゲームでしたが、中身は違ってリコーは順位的にモチベーションが保ちにくい中でしたが、ラーカムという大駒を欠いた中でも、決して雑にならず必死に戦っていました。逆に近鉄は勝てば自力で10位以内確定、しかも地元でのゲームだったにもかかわらず不甲斐ない戦いぶりで入れ替え戦にまわる羽目に・・・。

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 序盤からボールを支配していたのはリコーでした。初っ端にあっという間にトヨタ・中山にトライを奪われてどうなることか思いましたが、その後はバックス陣を中心にして、よくパスを回しては攻勢に転じ、攻めるリコー、守るトヨタという図式がしばらく続きます。がリコーは丁寧に繋いでじりじり前には進むものの22メートル陣まで入ると決め手不足。手数がかかり過ぎて、最後にボールを奪われたり、反則でチャンスを潰してしまいました。逆にトヨタのDFは1人目のタックルが甘い?のですが、常にフォローが早く、大きなゲインは許さず。狙ってやっているそういう守備ならいのですが・・・どうなのか? ただこのところの試合では最後の一線は越えさせない”曲がっても折れないDF”がよくできています。そして攻撃では、バックスの力よりも第3列の縦の突進がよく効いてると思います。この日のトライは割りと単純な形で手数を掛けずに縦に進むプレーで多くのゲインを奪っていました。そして最近はSOアイイが固定されていることでバックスの球の回りもスムーズで難波、イエーツあたりとはひねりの利いた攻撃を展開。斜め走りで独走トライを奪った難波は健在。イエーツは最後尾の守備も頼りになり攻撃でも相手に脅威を与えました。プレーオフではこの形でいく方がいいように思います。まぁ難しい策を労してもアレだとは思いますが・・・。後は攻撃ではアクセントになるものの、スタンドから見てても怪しい守備のWTB城戸のところをつつかれた時にどう守るか?キックが飛ぶたびひやひやします。

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攻守に頑張った山内貴之選手がMOM初受賞。表彰してすぐにファンに祝福されるのはならでは光景。

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肉弾戦はトヨタに分あり

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守備では22メートル陣ではよく粘って守っていたリコーだが、逆に敵陣から大きなゲインを許すことが多かった。

 リコーは前半はよく健闘しました。無得点は点差が開くとPGを狙えないので致し方なし。なかなか最後の一線は越えれませんでしたが、チームとしてどう戦うのかは、見ていて明確でした。ただこの日は丁寧に攻撃しすぎたかな・・・。実力ではトヨタが上位なのは明らかな上にアクセントとなるラーカムが不在。キックをもっと使ったり、”意外性”を期待してもよかったかと。序盤にトヨタを混乱させれれば意外な展開にもなったのかなぁと思います。さすがに点差がどんどん開き、選手を色々代えたことで後半はやや気持ちが切れてしまったのが残念でした。スタンドでは初めて生で聞いた”たぬママ”の必死な応援の声が響き渡ったので、試合の勝敗はともかく、トヨタサイドで見ていた私でもリコーに1トライ取らせたかった・・・。スタンドの多くのトヨタファンから「行け行けトヨタ!」と集団でコールがあっても、たった1人の「リコ、リコ、リコー!」の声で吹き飛ばしてしまうのですから。あれだけ熱心に応援してもらえるのだからリコーの選手は幸せです。

 さて第2試合。初めて生で花園の近鉄戦の観戦でしたが、すでに周りの雰囲気が違う・・・。おしゃれとは程遠い、男臭いというか、なんと言おうか・・・。(笑) 有名な近鉄の応援団長さんを見るのは2度目。なんかヘアスタイルが違う・・・。

 試合は正直ワンサイド。スタンドが応援するも笛吹けど選手は踊らず。開幕当初からメンバーは揃っているのに”寄せ集め感が否めない”というのがこの最終節まで払拭できてませんでした。トンプソン、統悦ら体を張ってがんばっているのですが、どうにも約束事が乏しく、フォローも遅くで、常に個で戦ってる印象。厳しい野次も飛んでましたが、選手もがんばってるんだけど、やりながら”どっかおかしい””なんか違う”と思いながらやっているように見えました。

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ボールキャリアーに対しての集まりの差。サニックスはすぐ来るが、近鉄はどうも遅い。

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何とか個人能力で活路を見出そうとするが・・・。

 逆にサニックスは組織的で攻守に無駄のない動きで終始、近鉄を翻弄。テレビで見る以上にパスや攻撃のテンポが速く、逆に”走る走る”と聞いてましたが、体力に任せフィールドを走り回るというより、むしろ無駄なく動いてるように見えました。必要なところに常に人がしっかり集まるというか。そして金川、小野、古賀あたりが判断のいいキックを織り交ぜ、マキリの突破力をうまく生かしていました。でも驚いたのはHOの選手が鋭いカットを切って、近鉄のBKの守備を”かわしてインゴールに飛び込んだシーン。FWでもあれだけ動けるのは面白い。総じて個人的には、リーグの中でも”ちょっと違う”といわれるサニックスのラグビーはなかなか面白かったです。あれも”ひとつの形”です。すばらしい。

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 終了後の入れ替え戦に回ることが決まった近鉄の選手のがっくり感は見ていて辛く、トンプソンや統悦あたりはスタンドに”ごめん”という感じで手を合わせていました。が・・・近鉄のファンは暖かい拍手。結果は残念だけどいい光景というか”愛がある”スタンドでした。試合後、大西将太郎はしっかりファンサービスをしてましたが、やはり結果から笑顔はなし。試合中もずっともどかしさを抱えてプレーしてたのか。それでも丁寧にファンサービスをするところに、高い意識を持ってやっていることを感じました。入れ替え戦も残ってますが、近鉄には来期の捲土重来を期待。

 さて、今節のこの結果、トヨタはプレーオフで花園で三洋と対戦決定。現在参戦の方向で検討中。一昨年の東芝に勝った歓喜再びか? その後のサントリー戦の見事なまでの完敗再びか? 

 最後にKARIYAN CAFE恒例(でもないが)、一枚の写真~  昔やってた某番組みたいに

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ラーカムと私  パッと見たとき大昔グランパスにいた大物外人を思い出した。(笑) やっぱ大物選手はオーラが違います。ちなみにこの写真で半分目的は達成されたのでした。(爆) でも来てた方々で結構目当てにしているファンは多かったです。プレーが見たかったので、負傷欠場は残念でしたが、出場ならこの写真もなかったので・・・。 

 


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