10月23日(1) ジャパンラグビートップリーグ2010-2011 第7節 [ラグビー]
すっかり林○こ○平風に言うと、”第二のふるさと”状態の大阪にまたまた参戦。近鉄急行で行く”過酷な闘球3本勝負”まず最初は東大阪へ・・・、
まずは、ラーカムのお出迎え(笑)
近鉄ライナーズサポーターズクラブへの入会も、SHAKE HANDSも滞りなく終わり、まずは我が街のチーム、織機が登場。開幕の勝利以来、長いトンネルに入っていますが、浮上のきっかけをつかめるか・・・、
ジャパンラグビートップリーグ2010-2011 第7節 @近鉄花園ラグビー場 観衆2250人
豊田自動織機シャトルズ 13-46 リコーブラックラムズ
前半は、両チームともに一進一退で、織機にすれば悪い展開ではなったと思います。おなじみの大門の派手なノッコンあり、マリーの煌きあり、マリーがわりとイージーなPGを外さなければリードもできた展開です。ただ見ていて、両FBが対照的だったので大丈夫かなぁ・・・とは思っていましたが、それが後半の最初のエリソンのトライに表れました。キックをキャッチしたラーカムが自ら右に動き出しながら、左にスペースを作り、そこに加速して現れたエリソンがそのままもらってトライゾーンへ電車道・・・。何度と無く前半から感心していたのですが、
「ラーカム、うまっ!」 上半身があまりぶれず、腕だけで右に左に正確なパスを出すのですが、一瞬(ほんの少し)自分で溜めて時間を作ってタイミングをずらしたり、少しステップを切って相手をしっかり引きつけつつ、スペースを作って味方がそこに走りこみパスを受け取ったり。キックの処理も勇敢かつ確実。見た目は細く見えるのですが、その凛とした立ち姿はかっこいい! なんかこの試合はラーカムばかり見てたような・・・。(地元チームすまん・・・)
最後尾にいるだけで安心感がある
織機はこの後半最初のトライでリードを広げられると、急にバタバタになってしまった。後ろが心許ないのもあるのだろうが、全体が後ろに下がり後手に回ってしまった感じ。FW戦では決して負けていなかったと思うが、BKの縦への脅威とスキルでは明らかにリコーに分があった。マリーが陣地回復のキックに忙殺されては・・・。ただ以前の試合でマリーが言っていた「チームが急に変わってしまう」が今日も出てしまった。諦めたわけではないのだろうが、折れるのが早すぎる・・・。今日はせっかく最後まで15人いたのに・・・。終わってみれば大量失点。厳しい戦いは続く。
最終スタッツではともかく、毎試合見せる時間帯もあるのだが、総じてマリーの言うとおり、突然ガタガタと崩れてしまう。思えば開幕戦が一番我慢して戦っていたような・・・。
そして第2試合は近鉄ダービー(正確には豊田までは繋がってないが)。客席は近鉄ファンで埋まり、濃尾平野の民たちは完全アウェー状態である。気合を入れるために緑のチューリップハットを着用。さてしっかり勝ってと・・・、
ジャパンラグビートップリーグ2010-2011 第7節 @近鉄花園ラグビー場 観衆5139人
近鉄ライナーズ 21-17 トヨタ自動車ヴェルブリッツ
近鉄劇場絶賛開催中!! アイイがキックの精度を欠いていたのは痛かったが、それは2度のシンビンで計20分14人で戦いながらも、労を惜しまぬ粘り強い守備と、トヨタのミスをしっかりトライに繋げた近鉄の勝負強さがトヨタの焦りを誘った。にしてもトヨタ・・・、花園で劇的に逆転負けするなよぉ・・・。
ただトヨタは負けましたが、あの近鉄の勝利が決まったときのあの雰囲気・歓声、そして選手が喜びスタンドにやってくる姿を見たら、今日はこれでよかったのではと思いました。これが本当の”ホームゲーム”ですよ。思えば昨年の最終戦、負ければ入れ替え戦送りの状況でサニックスに手も足も出ず完敗。敗れてがっくりするスタンドから「入れ替え戦がんばれよ!」の暖かい声援が飛ぶ中、トンプソンや統悦ら主力選手は本当に申し訳なさそうにうなだれてました。それから1年、強敵トヨタに花園で実に約20年ぶりの勝利だそうで、選手が本当にうれしそうに、そして誇らしげにスタンドにやってきたのでした。
なんか良い光景、花園の客のラグビー愛を感じました。
試合は両チーム一進一退の攻防で1人少ない時間はさすがにトヨタが攻勢でしたが、今日は前のNTTコム戦のこともあってか、キックで3点を狙う、やや消極策。選択は作戦なのでとやかく言えませんが、1人多い時間帯ならもっと仕掛けても良かったと思います。この姿勢が逆に近鉄に”いける!”と思わせたのでは? しかもキックがあまり決まらずロースコアの展開。これなら近鉄も十分勝機があります。なにより良く守りました。トヨタは力づくでこじ開けようとしましたが、これを防ぎきったことが大きな勝因です。
逆に攻撃は、昨年の選手の名前は揃っているんだが、なんかバラバラ状態から、一新。金、大西がボールをとにかく早く動かし出足のいいトヨタDFのプレッシャーを最小限に押さえ、強みのイエロメ、リコ・ギアの縦への強さを生かしたシンプルな攻撃。ループを多用し、変化は付けるもスピード感に欠けたトヨタの攻撃とは対照的。リコ・ギアは本当にいい選手。2トライに絡みましたが、ボールへの反応の速さ、フォローのタイミング、そしてタックルされてもギリギリまで周囲を良く見ながら最善の動きをします。ラーカムもそうですが、優良外国人選手って、その最後のボールの離し際で粘れるんですよねぇ。片手で持ちながらとか、倒れる直前に出すとか。 最初のトライなど、ほぼ彼の動きで決まったようなもの。そしてチームとしてうまく回ってます。
イエロメ、後方にはリコ・ギア。
今日のトヨタは出来不出来よりもなんか自滅した格好。連勝の勢いが無くなり、逆に停滞感が。強い選手はずらりと並ぶが、スピードスターが不在で、攻撃にスピード感が無い。正直アイイ頼みの感ありあり。強力第3列も大きな突破がなかなかでない。相手にも研究されてるのだろう。
2人シンビン出たけど、思惑通り。とご満悦のスローン校長 (写真は第1試合のHT。通りかかった校長にカメラを向けたらこのポーズ。知らない人が見たら、どっかの国の大統領にも見えなくも無い。)
本日の愛知勢は連敗。ん?、次の地に向けて不安がよぎる。
そう言えば・・・、今日も次の地に向かうべく東花園の駅のホームで電車を待っていたら、またも・・・・、全然知らんおっさんに握手を求められた。昨年の花園のおっさんと同じ人だった。誰なんだ?
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