1月24日 ジャパンラグビートップリーグ2009-2010 プレーオフセミファイナル 三洋ートヨタ [ラグビー]
懲りずに奇跡を期待し、今期2度目の花園参戦。もちろん三洋は強敵だが、少なくと”勝負”は期待できるはず。さてさて試合は・・・。
ジャパンラグビートップリーグ2009-2010 プレーオフセミファイナル @近鉄花園ラグビー場 観衆6120人
三洋電機ワイルドナイツ 25-21 トヨタ自動車ヴェルブリッツ
リーグ戦のような大差にはならず、終了間際には”もしかしたら”と思わせる反撃を見せた。点差、ポテンシャルともいい勝負ではあったが、では勝利に値したかと言えば・・・。三洋も結構ミスが出たのだが、そこにつけこめず、逆にせっかく激しい守備でなかなか大きなゲインを許さなかったのにミスから、大きなチャンスを許し、それをしっかり決められてしまったトヨタ。残念だが、あと”少しの差”が”大きく”が表れた試合だった。
序盤は両チームと激しい守備で、お互いが大きなゲインを許さず、ジリジリした攻防で進み、PG合戦になりかける。だがトヨタは最初のチャンスはトライを狙って攻めたにもかかわらず、僅か数分後のチャンスはあっさりPGを選択。??? 序盤になんか今日の展開に対しての一貫性が感じられないような・・・。一発勝負は得点のチャンスは確実に取っておくべきだと思ったが・・・。それでも9-6での終了間際に、自陣ゴールラインを背負ってのマイボールスクラムから、キックで陣地挽回を図ろうとしたアイイがインゴールノッコンを犯し、このチャンスを三洋は劉永男のトライでモノにし逆転。手痛いミスだった・・・が、後で家でTVを見たら、明らかに球出しのタイミングが悪いというか合わないというか、受けるアイイが半分前のめりになっていた・・・。
FW戦はやや劣勢。第2,3列が全て外国籍の選手で固めた三洋。大きく強くよく動く。トヨタの菊谷、谷口、ホップグッドといったサイズと突破力のある選手をもってしても、なかなか打ち破るところまでいけなかった。
後半、やや三洋が押し気味の展開となるが、トヨタもよく堪えていた。が・・・ここでまたも・・・。パントの処理で2人がカブってのノッコン。しぶとく堪えるトヨタもゴールラインを背負うと、そこは三洋の集中力。最後はアイブスに押し込まれ失点。ここあたりの時間帯は三洋は激しくもリスキーなことはしない。逆にトヨタは選手交代で流れを代えようとするのだが、逆にその交代直後、スルスルと抜け出した北川にトライを許す。SOとFBがポジションを代える場面で、その間隙を突かれた格好。イエーツがいい働きをしていただけに下がった直後の失点で・・・。
後半は、アイイ、山内、馬場といくつか大きなゲインで湧かせてくれたが、これは個人技とひらめきによるもの。組織でしっかり守る三洋をチームとしては崩しきれなかった。
その後、この交代自体は当たり、馬場のテンポの速いパスで攻撃陣が息を吹き返し、久住、アイイの連続トライで、とりあえず4点差の”あわや”の展開までは持ち込んだが・・・。
序盤や勝負所など、色んな選択肢がある場面では、堅いというか消極策というか、どうも狙いが曖昧。いくつかあったノッコンは明らかに気合が入りすぎてというか、ぎこちないというか・・・。三洋もらしくないミスも多かったのだが、トヨタがそこをつけこめず。三洋は守る時間は徹底してとにかく我慢し、勝負と見るや一気に運動量と人を割いて確実にチャンスをモノにしたのとは正反対。逆に9-25と差が開き、”こうせざるえない”の状況になってから、急に攻撃が活性化したのは皮肉。
”平常心を持つ事”と”開き直る”という事は口では簡単に言えども、実際にそうする事はなかなか難しい・・・。
ポテンシャルは十分見せた。だが、”終わってみると・・・”の展開は今年も変わらなかった。(涙)
そして終了後、ゲームは僅差も試合後は相変わらずの完敗である。いつも言っているような気がするが・・・、
時間をかけてファンサービスに勤しむ三洋の選手。田中史朗選手は一番最後まで残って、メインに戻ってくると多くのファンからの頂き物を持っていたのだが、またちびっ子ファンのサインを求める声に足を止めて。この時「じゃんけんで勝った方に」とその子どもファンに、付けていたリストバンドを投げ入れたのだ。
微笑ましい光景、とともにファンに見られていることを十分意識しています。この子どものファンには大きな記念と思い出になったことでしょう。逆に・・・言うまい・・・、ただ・・・・太田と豊田ってどっちが花園から近いんだっけ??
アイイの気さくさが救いでした。
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