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2月20日 第47回日本ラグビーフットボール選手権大会 準決勝 トヨター東芝 [ラグビー]

 しばしの潜伏期間を経て復活! といっても先々週から体調を崩し、おかげで某芸人の店の焼肉は食べ損ねるは、今年も神戸製鋼の試合を見逃すは散々でした。みなさん体調には気をつけましょう。

 さて本日は早くも今年3度目の花園参戦。”花園の””東芝戦”そして”チューリップハット”。あの時の歓喜よもう一度。相手はトップリーグ王者だが、ここに来てチーム力が充実してきたトヨタだけに、ゴツゴツした激しい肉弾戦でじゅうぶん対抗できるはず。

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気合が入ったわけではないが、早く着きすぎてしまった・・・。しばらくウロウロしていたら、負傷で戦線を離れているトヨタの谷口選手からストラップを頂いたり、東芝の富岡選手と握手したり、全然知らんおっさんと握手したり・・・。

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東芝もこのマスコットの着ぐるみを作ったら面白いと思うが・・・。

さて試合はと言うと、

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第47回日本ラグビーフットボール選手権大会 準決勝 @近鉄花園ラグビー場 観衆4574人

トヨタ自動車ヴェルブリッツ 23-10 東芝ブレイブルーパス

今期一番のゲームでした。勝利という結果はもちろん、トヨタが自分たちの戦いぶりを見事に押し付け、力で押し切った。東芝はやや反則が多かったとはいえ、激しさではひけを取らなかった。前半を終えた時点では”本当に(守備が)堅いなぁ”という印象でしたが、アイイの長いPG1本で3-5にしておいたことが、後半の緊張感と期待感に繋がったと思います。

前半は両軍ともブレイクダウンが激しく、それに伴いややチャンスになりかけるも反則でフイにするという展開が続き、敵の22M陣に入ることさえもなかなか出来ない展開。東芝の先制トライはアイイの2人飛ばしのパスがやや高かったのを狙っていたのか?ヒルがインターセプトして独走したもの。まずは東芝の司令塔の狡猾な動きにしてやられた。だがこの日のヒルも含めキックがイマイチで陣地回復が思うようにいかず、攻撃もパスは繋がるもなかなか大きくラインを破るシーンは無い。トヨタのDFがしっかり1対1で食らいつく。逆にトヨタのモールからのゴリゴリした突進はほとんど東芝FWに止められ、力技では破りきれない。アイイの変幻自在な動きは脅威を与えるも、手数が掛かり過ぎるとミスが出やすくなる。そんなジリジリした展開にたまりかねたわけでは無いだろうが、30分過ぎのペナルティで東芝の中央より敵陣10M付近からショットを選択。これをアイイが鮮やかに決めて3点を返す。終わってみれば、この1発はこの後のアイイのキックに自信を与えた。結局3-5というロースコアで前半終了。希望も膨らむ一方、”もしかしてこのまま進んで終わる可能性も”の思いも・・・。

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激しい展開で互いに”オーバーザトップ”の反則が多かった。それだけガツガツ前に出ていたことの裏返しか。

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ラインアウトは現地では「また取られたよー」とあちこちで声が上がるほどで、”いつものトヨタ”の印象だったのだが、スタッツで見たらそうでもなかったのは意外だった。東芝の方がキャッチングも含め磐石なのでそう見えるのか?

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両軍ともボールに対する集まりが早い。それを意識して東芝は時折長いパスも織り交ぜワイドに広げる工夫もしていたが、それでも破れなかった。

後半先にゲームを動かしたのはトヨタ。前半のヒルが狡猾なら、後半のイエーツが機転で勝負。タッチを割ったボールをクイックで動かすとするするとライン際を抜け出す。一瞬東芝のDFの足が止まった隙だった。3,4人ほど振り切ると、”必殺仕事人”中山が後方からスルスルとフォローに上がり、イエーツからパスを受けると難なく中央に走りこんで逆転。しかしその5分後東芝立川のトライで同点。この試合でトヨタDFが唯一決定的なところでタックルを外されたシーン。ブリュー(だったか)の突破に対し、数的にはDFの人数は揃っていたが、さすがトップリーグ王者。このときはフォローも厚かった。

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ロック陣が怪我人が多く中山が5番でスタメン。ロックということでスクラムやラインアウトのそれはこなすのだが、総じて全体的にトヨタは第3列が4人いて機動力で勝負している印象だった。とにかくしつこく泥臭くボールに絡む。ボールを奪えば少しでも縦に前進。これで東芝を疲弊させたことは間違いない。にしても東芝のキックに素晴らしいチャージを見せた中山・・・「何でそこにいるんだ!」 八面六臂とはこのことか。この日のMVPは間違いなく中山隊長です。ジャパンのキャプテンもワイルドな動きでアクセントになってました。

クライマックスは後半23分、この日攻守に存在感を放ったイエーツがまたしてもラインブレイク。蹴る振りをしながらゆるゆると走り出すと、相手も一瞬フリーズするのか、決して爆発的に速い訳ではないのだが、いいコース取りとサイズを生かした走りを見せる。最後は大外に余った遠藤をダミーに使いながら自ら飛び込み勝ち越しトライ。難しい角度のキックもアイイが決めてこの日初めての7点リード。この差が精神的に余裕を生み出した。

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勝利を確実に手繰り寄せたのは、この後のアイイのキック。この日のアイイは距離は問題にしない素晴らしいキックだった。

 終わってみると、今までのトヨタらしくない(失礼) 機転とゲームコントロールの試合であった。だが、それを生み出したのは激しくも堅いDFでした。東芝が気の抜けたプレイなどというのは断じてない。あえて言うなら連戦のトヨタとシードで間が空いた東芝の少しの試合感というのはあったかもしれないが、間違いなくこの日のトヨタは東芝を力づくで抑えました。

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「奇跡が起きたよ!!」 もとい・・・「奇跡なんて失礼です!」

愚直に地道に徹底的にが、形としてかなり具現化されてきました。誰だ、「監○がなぁ・・・」なんて言っていたのは。(笑) これで三洋との決勝戦に進みます。今度こそ”エイエイオー”な方々に一泡吹かせて欲しい。

最後に前回の苦言から・・・、ではないでしょうが

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ファンサービスをするジャパンのキャプテンです。考えてみれば、”絶対に負けられない戦いがある”とか言っている競技の代表のキャプテンがこのようなサービスをしようものなら、人だかりと警備とか大変ですし大騒ぎですよね。でも競技自体はW杯も2019年には日本で開催されますし、何よりW杯で勝利を飾る可能性が高いのはこちらの競技なんですけどね。(個人的意見ですが) いや私は今のこのような光景の方が好きなんですけど。ふと花園ラグビー場のメインの入り口の上部に掲げられた看板を見て2019年にもなればラグビーを取り巻く雰囲気はどうなるのかなぁなんて思ったもので。

来週の決勝戦は・・・すみません。今年はアマラオとの約束がありますので・・・、参戦される方々に託します。


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