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10月23日(1) ジャパンラグビートップリーグ2010-2011 第7節 [ラグビー]

 すっかり林○こ○平風に言うと、”第二のふるさと”状態の大阪にまたまた参戦。近鉄急行で行く”過酷な闘球3本勝負”まず最初は東大阪へ・・・、

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まずは、ラーカムのお出迎え(笑)

近鉄ライナーズサポーターズクラブへの入会も、SHAKE HANDSも滞りなく終わり、まずは我が街のチーム、織機が登場。開幕の勝利以来、長いトンネルに入っていますが、浮上のきっかけをつかめるか・・・、

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ジャパンラグビートップリーグ2010-2011 第7節 @近鉄花園ラグビー場 観衆2250人

豊田自動織機シャトルズ 13-46 リコーブラックラムズ

 前半は、両チームともに一進一退で、織機にすれば悪い展開ではなったと思います。おなじみの大門の派手なノッコンあり、マリーの煌きあり、マリーがわりとイージーなPGを外さなければリードもできた展開です。ただ見ていて、両FBが対照的だったので大丈夫かなぁ・・・とは思っていましたが、それが後半の最初のエリソンのトライに表れました。キックをキャッチしたラーカムが自ら右に動き出しながら、左にスペースを作り、そこに加速して現れたエリソンがそのままもらってトライゾーンへ電車道・・・。何度と無く前半から感心していたのですが、

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「ラーカム、うまっ!」 上半身があまりぶれず、腕だけで右に左に正確なパスを出すのですが、一瞬(ほんの少し)自分で溜めて時間を作ってタイミングをずらしたり、少しステップを切って相手をしっかり引きつけつつ、スペースを作って味方がそこに走りこみパスを受け取ったり。キックの処理も勇敢かつ確実。見た目は細く見えるのですが、その凛とした立ち姿はかっこいい! なんかこの試合はラーカムばかり見てたような・・・。(地元チームすまん・・・)

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最後尾にいるだけで安心感がある

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織機はこの後半最初のトライでリードを広げられると、急にバタバタになってしまった。後ろが心許ないのもあるのだろうが、全体が後ろに下がり後手に回ってしまった感じ。FW戦では決して負けていなかったと思うが、BKの縦への脅威とスキルでは明らかにリコーに分があった。マリーが陣地回復のキックに忙殺されては・・・。ただ以前の試合でマリーが言っていた「チームが急に変わってしまう」が今日も出てしまった。諦めたわけではないのだろうが、折れるのが早すぎる・・・。今日はせっかく最後まで15人いたのに・・・。終わってみれば大量失点。厳しい戦いは続く。

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最終スタッツではともかく、毎試合見せる時間帯もあるのだが、総じてマリーの言うとおり、突然ガタガタと崩れてしまう。思えば開幕戦が一番我慢して戦っていたような・・・。

そして第2試合は近鉄ダービー(正確には豊田までは繋がってないが)。客席は近鉄ファンで埋まり、濃尾平野の民たちは完全アウェー状態である。気合を入れるために緑のチューリップハットを着用。さてしっかり勝ってと・・・、

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ジャパンラグビートップリーグ2010-2011 第7節 @近鉄花園ラグビー場 観衆5139人

近鉄ライナーズ 21-17 トヨタ自動車ヴェルブリッツ

近鉄劇場絶賛開催中!! アイイがキックの精度を欠いていたのは痛かったが、それは2度のシンビンで計20分14人で戦いながらも、労を惜しまぬ粘り強い守備と、トヨタのミスをしっかりトライに繋げた近鉄の勝負強さがトヨタの焦りを誘った。にしてもトヨタ・・・、花園で劇的に逆転負けするなよぉ・・・。

ただトヨタは負けましたが、あの近鉄の勝利が決まったときのあの雰囲気・歓声、そして選手が喜びスタンドにやってくる姿を見たら、今日はこれでよかったのではと思いました。これが本当の”ホームゲーム”ですよ。思えば昨年の最終戦、負ければ入れ替え戦送りの状況でサニックスに手も足も出ず完敗。敗れてがっくりするスタンドから「入れ替え戦がんばれよ!」の暖かい声援が飛ぶ中、トンプソンや統悦ら主力選手は本当に申し訳なさそうにうなだれてました。それから1年、強敵トヨタに花園で実に約20年ぶりの勝利だそうで、選手が本当にうれしそうに、そして誇らしげにスタンドにやってきたのでした。

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なんか良い光景、花園の客のラグビー愛を感じました。

試合は両チーム一進一退の攻防で1人少ない時間はさすがにトヨタが攻勢でしたが、今日は前のNTTコム戦のこともあってか、キックで3点を狙う、やや消極策。選択は作戦なのでとやかく言えませんが、1人多い時間帯ならもっと仕掛けても良かったと思います。この姿勢が逆に近鉄に”いける!”と思わせたのでは? しかもキックがあまり決まらずロースコアの展開。これなら近鉄も十分勝機があります。なにより良く守りました。トヨタは力づくでこじ開けようとしましたが、これを防ぎきったことが大きな勝因です。

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逆に攻撃は、昨年の選手の名前は揃っているんだが、なんかバラバラ状態から、一新。金、大西がボールをとにかく早く動かし出足のいいトヨタDFのプレッシャーを最小限に押さえ、強みのイエロメ、リコ・ギアの縦への強さを生かしたシンプルな攻撃。ループを多用し、変化は付けるもスピード感に欠けたトヨタの攻撃とは対照的。リコ・ギアは本当にいい選手。2トライに絡みましたが、ボールへの反応の速さ、フォローのタイミング、そしてタックルされてもギリギリまで周囲を良く見ながら最善の動きをします。ラーカムもそうですが、優良外国人選手って、その最後のボールの離し際で粘れるんですよねぇ。片手で持ちながらとか、倒れる直前に出すとか。 最初のトライなど、ほぼ彼の動きで決まったようなもの。そしてチームとしてうまく回ってます。

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イエロメ、後方にはリコ・ギア。

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今日のトヨタは出来不出来よりもなんか自滅した格好。連勝の勢いが無くなり、逆に停滞感が。強い選手はずらりと並ぶが、スピードスターが不在で、攻撃にスピード感が無い。正直アイイ頼みの感ありあり。強力第3列も大きな突破がなかなかでない。相手にも研究されてるのだろう。

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2人シンビン出たけど、思惑通り。とご満悦のスローン校長 (写真は第1試合のHT。通りかかった校長にカメラを向けたらこのポーズ。知らない人が見たら、どっかの国の大統領にも見えなくも無い。)

本日の愛知勢は連敗。ん?、次の地に向けて不安がよぎる。

そう言えば・・・、今日も次の地に向かうべく東花園の駅のホームで電車を待っていたら、またも・・・・、全然知らんおっさんに握手を求められた。昨年の花園のおっさんと同じ人だった。誰なんだ?


10月10日 ジャパンラグビートップリーグ2010-2011 第5節 [ラグビー]

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昨日の雨はすっかりあがり、風は強いものの青空が広がったこの日、ウェーブスタジアム刈谷でトップリーグ公式戦が初開催。開幕戦勝利後は厳しい戦い(開幕戦も厳しかったが)の地元豊田自動織機が、福岡サニックスを迎えました。社員動員もかかり、いいところを見せたい試合でしたが・・・。

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ジャパンラグビートップリーグ2010-2011 第5節 @ウェーブスタジアム刈谷 観衆3579人

豊田自動織機シャトルズ 20-35 福岡サニックスブルース

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何度か見ている福岡サニックスですが、チーム、試合内容、運営スタッフとも、とても好感のもてるチームです。なぜか試合が終わった後でも清清しく感じるのは何故でしょう。

地元チームだけにがんばって欲しいところですが、はっきり言うと”完敗”でした。サニックスはトライ後コンバージョンは6分の1。さすがの組織的、献身的ラグビーを見せましたが、ミスも出て、チャンスが無いわけではなかったのですが、それを悉く自分たちもミスでフイにしてしまっては勝負になりません。常に準備・予測ができてるサニックスと、行き当たりばったり感が否めなかった織機では勝負になりません・・・。救いはマリーの孤軍奮闘ばかりでした。

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珍しく早い球出しからのワイドなパス回しで攻め入り、ペナルティをもらいマリーのPGで3点先行。まずは奇襲成功。しかし・・・。

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前半風上のサニックスはつなぐイメージだが、これを利用しないてはないと、嫌らしいキックを織機の背後のスペースに入れて、織機陣内でゲームを展開。フォローの早いしつこい攻撃に織機は堪えきれずに・・・、バツベイがシンビン。まだ7分のこと。そしてバツベイが戻った後も23分にも再び・・・。

闘う気持ちは分かるが、”ルール尊守がスポーツは基本中の基本” ここ数試合定番の数的不利にこの日も陥り、防戦一方の展開となる。そしてこうせざる得ない状況に追い込まれ、キックはブロックされるは・・・、中央のラインを破られるとあっさり独走を許すは・・・。

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織機の強力兵器ヴァカの突破はしっかり対応された。でも2人がかりで止めていたのだ・・・ということは?

前半の織機はいいとこなし。後半に入ると風下になったサニックスのキックが、ぶれたことで織機に少しづつチャンスが出てくるのだが・・・、”ちゃんと用意してないのか?” せっかくパスが繋がるたびに、なんか動きが止まってるような・・・。やや歯車が狂い掛けたサニックスだが回避方法は心得てます。結局攻めてる織機にミスが出てしまう。それに業を煮やした訳ではないだろうが(笑)、司令塔マリー自らが鋭いランニングで1つ、そして引き付けての飛ばしのパスからヴァカのトライも演出。

”マリーちゃん孤軍奮闘!” これでスコア上は反撃ムードが盛り上がる・・・のだが・・・、それも・・・、

「おっ、おっ、おっ、おー、おーー、おーーー」手にボールが吸い付くような、アクロバティックな形でどんどんパスが繋がって終盤に決められたサニックスのとどめに・・・、反撃ムードは泡と消えた。

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終盤は振り回されっぱなし・・・。

”参りました・・・・” 結局ボーナス付の勝ち点5をお持ち帰り。盛り上げるだけ盛り上げて、最後はきっちりと締められました。

がんばってくれ!地元チーム。苦戦はやる前から承知の上なのだが、不利なチームが毎回さらに数的不利を背負うなど・・・、ドMはないんだから。まずは1試合を15人で戦うこと。あれもこれも策に溺れず、できること、ストロングポイントをもっと前に出して戦うこと。せっかくのインパクトプレーヤーにボールが渡らないと・・・。個人技頼み?でいいじゃないですか、そのためにいるんだから。彼らの力をもっと借りましょう。司令塔だって、マリーはリーグでも有数だと思うし。

まだまだ厳しい戦いが続きます。


9月18日(2) ジャパンラグビートップリーグ2010-2011 第3節 [ラグビー]

 瑞穂”陸”での試合を終え、そそくさと瑞穂”ラ”に移動。そういや私史上初のトリプルヘッダーです。(笑) でもスケジュール的には楽です。そして瑞穂”陸”帰りの方も多く立ち寄ったのでしょう。客の入りが良かった今日の第3節。好スタートのトヨタと、いまいちよく分からないが1勝は上げた織機。今日は如何に?

あっ・・・バツベイはいました! サインもらいました。なんか少しスリムになったような・・・。

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ジャパンラグビートップリーグ2010-2011 @名古屋市瑞穂ラグビー場 観衆6412人

豊田自動織機シャトルズ 7-40 東芝ブレイブルーパス

ある程度、予想はしてましたが・・・、ってか、織機は攻めるのが遅い。作戦なのかどうなのか?後半あれだけ出来るのなら前半からいって欲しいところ。それとも前半はからっきしで後半相手が疲労したから?一部のファンからは”バツベイ待望論”が出ております。(笑)

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力関係から言って厳しい試合ではありますが、多くの社員応援も来てくれてます。1トライをあげて一矢報いたのは良かったですが、これはマリーのショートパントのラッキーバウンドから・・・。開幕戦も少しの幸運からの得点・・・。どうも攻め手が無いと言うか、これからなのだろうか。NO8斉藤が奮闘していたが、BKもヴァカが出場停止で決め手に欠けるゆえ、後半の展開のようにボールが持てても手数が増えるとミスが起こってしまう。もっとも最初から奇策ばかりというのもアレだが、もっと相手が嫌がることとか仕掛けてもいいのでは。まとも正面からいくのは難しい・・・。

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東芝は磐石の強さ・・・と言いたいが、先週のNTTコム戦といい、今日といい、なんか後半に入ると一気に失速傾向。まぁ勝利は十中八九手にしてからだけに無理はしてないのか? 客からは織機に向かって、「おーい東芝を本気にさせろー」なんて声も上がったが、余裕なのか、いっぱいいっぱいなのか?どうなんだろう。

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ジャパンラグビートップリーグ2010-2011 @名古屋市瑞穂ラグビー場 観衆8335人

トヨタ自動車ヴェルブリッツ 16-7 神戸製鋼コベルコスティーラーズ

バツベイも見れたし(試合には出てないが)、大畑も見れたし、正面クンは凱旋!難波はすぐにいなくなってしまったが・・・、14人対15人で根性、気合、そして集中力でプレッシャーをかけ神戸に必要以上の焦りを誘い、あっと驚く逆転劇! 開幕戦に次いで過去に、散々煮え湯を飲まされた相手からの見事な勝利劇に溜飲を下げました。今日の勝利は本当にでかい!

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序盤はFWを前面に押し出し激しく出てきた神戸にペースを握られた。最初からガンガン出てくるプランだったか。実際FW戦は五分以上の展開で先制を許した。ただFLブラツキーがシンビンになったことで、このチャンスに攻勢に出れるかと思ったら、ここは凌がれてしまった・・・と思っていたら、難波のレッドカード! 何が起こったのかはよく判らなかった。そもそも生でレッドカードが出るのをはじめて見た。ひえー・・・・。残り約60分を14人の状況に置かれてしまった・・・・。ここからの前半は苦行の一言。とにかく自陣に押し込まれるもしつこく守り、トライは許さない。神戸はここが勝負どころだったが、不必要な反則が多く、あまり数的有利を活かせる仕掛けも無く、なんか無策だったような・・・。反則を得てのPG一本でも違ったと思うのだが。結局前半はこの後スコアが動かず望外の0-7での折り返し。得点まではいかずも、この予想もしてなかった状況の中、失点をしなかったことで後半に向けて元気と勇気と自信も出たきたか。

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後半に入ると、ボール支配率は劣るも、激しいDFと、アイイの絶妙のキックで陣地の挽回を図りながら、攻勢に出るシーンも増えてくる。なぜに神戸はもっと徹底してボールを回してワイドな展開を仕掛けないのか?? あくまでFWを中心としての攻撃姿勢を崩さず、逆にFW戦では張り合えるトヨタの激しい守備に反則が多発。”ノットリリース””オフサイド”何回ペナルティがあった? 早い時間に反則から得たラインアウトを経て、最後は無理やりねじ込んだアンガスのトライが4分。それでも同点、まだ先は長い。なのにここからの神戸は完全に焦りモード。 ”1人多い状況”とは明らかに有利だが、一方”勝って当たり前”みたいな妙なプレッシャーにも支配されるのか・・・、でもフィールドに15人もいて、もっと落ち着かせられる存在はいないのだろうか? 逆にトヨタは数的不利を背負い、出来ることは限られる。特にゲームを壊さないように攻撃は慎重に、守備は激しく集中の徹底が為された。神戸マパカイトロが中央突破から独走しかけたのを止めたFB松下のタックルはビッグプレー。1つでも取られていたら一気に崩れていたかもしれない。危ういバランスでゲームは進む。不要な反則も後半は少なく、安易なキックは控え自陣から回していく。どうしても人手が足りず、ロングゲインには繋がらなかったが、時間もうまく使えたのでは。 

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 ♪いいぞ!いいぞ!レニー! わーい♪

そして勝負強さが勝利をもたらした。後半、神戸の反則から得たPGをアイイが3本とも決めた。決して距離も角度もイージーなショットではなかったが、さすが! 3本目が決まり9点差ついた所で、時間はまだ残っていたが、やや安堵。

思わぬ展開となったが、逆に激しく興奮する面白い試合となった。神戸はなんか、らしくないと言うか、うーん普通に勝ってもおかしくない展開だったが、かつての試合巧者ぶりはずいぶんと失われてるのか・・・。逆にトヨタは重要な選手である難波が抜けたことで戦力ダウンは明らかだったが他の選手、途中交代の選手も含めチーム全体で意思統一しながら気持ちで戦っての逆転劇は今後に自信を与えてくれるだろうし、これもまた今までのイメージとはずいぶん違った・・・。逆に不本意ながら退場した難波は、この後の”いい時ばかりではない長いシーズン”で必ずや苦しい時にいい働きをしてくれるはずです。いつもは頼ってるんだから、今日みたいな日もあっていいか・・・。

これで開幕3連勝! おっとこちらのチームも例年とは違うぞ・・・。中断が少し残念。

最後に・・・、

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マスコット対決は五分か・・・、そういやライガーくん人形をゲットされた幸運な方がいらっしゃいました。(うらやましい) やはりこういうものをゲットするには、むやみにがっつくことなく、いい位置取りで? こぼれ球を狙う、のがいいようです。


9月4日 ジャパンラグビートップリーグ 2010-2011 開幕戦 [ラグビー]

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今年もシーズン到来のトップリーグ。残暑厳しく、ちょっと選手には気の毒なコンデションですが、地元刈谷からは豊田自動織機も参戦! 今年は瑞穂開催&1日2試合開催も多く、楽しみなシーズンです。開幕節は愛知県を本拠地とする2チームががおそらくライバルになるであろうチームを豊スタに迎えました。社員動員もあり負けられない試合です。

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ジャパンラグビートップリーグ2010-2011 第1節 @豊田スタジアム 観衆9554人やるな、新参者!

豊田自動織機シャトルズ 17-16 NTTコミュニケーションズシャイニングアークス

内容は置いといて・・・、多くの社員動員も含めたファンの前で、劇的な逆転勝利! 我慢と根性が勝利を手繰り寄せた。決して上位リーグは楽ではありません。苦戦必至! でも、だからこそ、この日の歓喜を忘れずシーズンを戦ってほしい! 一応地元民として応援してます。

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ゲームを支配したのは明らかにNTTコムでした。ほぼ敵陣でゲームを展開し織機を押し込んだ。ワイドにボールを動かしパスの繋がりや継続性も悪くなかったと思います。ウォレスハリソン、木曽、山下、栗原など昨年のトップ経験者も多く、チームの方向性はよく出てたと思います。ただ流れの中ではミスが少なかったのですが、最後の決めるべきところが曖昧で、さらに得点できるべきところで痛いミスが多発。前半のPG2本のミス、後半、6点差とされ焦りが出たのか、織機に自陣22メートル陣まで攻め入られライン際のハイタックルでCTBウイングがシンビンとなり数的不利を強いられ逆転を許し、終盤再逆転と思ったら山下のインゴールノッコン・・・。NTTコムサイドからすれば、勝てる試合をみすみす落とした感じです。チーム自体は織機よりまとまってる印象でした。

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一方勝った織機。これが織機の戦い方なのか・・・。前半は敵陣22メートルにも進入できず、なのに30分までPG1本決め3-0のリード。守備もFWの頑張りはあったが、BKは相手のパス回しにやや振り回され気味。これでいけたらと思っていたら・・・図々しかった。だが守備重視で望んだのであれば前半の3-10はまずまずなのか。後半に入ると、飛ばしていたのかNTTコムの動きが鈍り、織機が攻める時間が増えた。もっとも決定機といえば、トライを奪った2回くらいなもので、少ないチャンスをしっかりモノにしたことが勝因となった。終盤、接戦に双方の応援団のボルテージも上がり盛り上がり見てる分には面白い試合でした。残り4分の織機の防戦、・・・、山下のインゴールノッコン、最後も君島のDGを体を張って阻止。最後は織機の体を張った必死さに・・・・、

晴れの舞台。豊スタの屋根は開いてましたが、神様もちょっとだけ地元チームに味方してくれたか?

レベル的には上位に食らいつくには、まだまだしんどいかな?とも思うが、この2チーム、力関係で接戦が予想されたが、予想以上に盛り上がった面白い試合となった。ただ・・・、これからの試合は相当の苦戦と我慢が予想される。昨年のヒートもそうだが、できる限りの頑張りを見せてほしい。特に地元チーム! ファンや社員の方、今日は勝ちましたが、ここからです。温かく見守りましょう。

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ジャパンラグビートップリーグ2010-2011 第1節 @豊田スタジアム 観衆10813人先輩の意地です!

トヨタ自動車ヴェルブリッツ 18-10 サントリーサンゴリアス

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なんか去年までの立場がすっかり逆転したかのような試合。出足鋭く、接点で激しくトヨタのディフェンスがサントリーを圧倒。強かなはずのサントリーが逆にらしくないミス。それに乗じたトヨタが2トライを奪い試合を終始リード。ホントはノートライに押さえグーの根も出ないくらいやり込めたかったが、最後にサントリー意地のトライ。でも・・・、

完勝です! 今まで散々煮え湯を飲まされたので、0点に抑えれなかったので満足はしてませんが(笑) まずは好発進。そして選手たち・・・、

地元開催で職場やファンの方々にいいところ見せれてよかった、よかった。

サントリーは大人なチームなはずなのですが、にしてはあまりに当たり前で意外性の無い戦いに終始。いつもなら相手の弱いところ、嫌がるところをとことん突いてくるイメージだったが、今日はWTBに起用された成田の俊敏な突破以外はまるで脅威が無かった。本当はもっとあったのだろうが、悉く出足鋭いトヨタのディフェンスに全て封じ込まれた。GGの投入でややボールの動きがスムースになったことを思えば、もっと早い段階で動いたほうがよかったかもしれない。失点はトヨタにやられたというより、むしろミスからだっただけに、支配率が上だったことを思えば攻撃にもっと早めのテコ入れが欲しかった。なんか終始後手に回ってしまいました。

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逆に今日のトヨタはディフェンスにつきます。序盤のワイドなBKでのパス回しもあったが、どちらかといえば守勢の時間が多かった。谷口、菊谷、中山のジャパン組も攻撃よりむしろ地味な仕事で貢献。ホップグッドの存在感は抜群だった。逆にバックス陣は少々物足りない展開になってしまったが、ワンチャンスをきっちりモノにした水野の落ち着いたランニング、まるでドキドキ感を見せない、最後尾のヤマハから移籍の松下の安定したプレー振り(昨年とはここが違います) 難波、遠藤も健在。今日のアイイはチームプレイに徹して手堅く攻撃をリード。なんか渋い勝ち方でした。個人的には、キャプテンの任を解かれた麻田がいい意味で気持ちが表に出たプレー振りや大きな怒鳴り声など、なんか印象が昨年と違って見えました。昨年まではチーム全体のことばかり考えてたのかな・・・。

豊田スタジアムで地元チームが揃って勝利。中の人は思惑通りと大喜びでしょう。これだけファンもたくさん来たし、これからのシーズンは、最後まで・・・、ファンサービスもしっかりやれよ!

 


2月20日 第47回日本ラグビーフットボール選手権大会 準決勝 トヨター東芝 [ラグビー]

 しばしの潜伏期間を経て復活! といっても先々週から体調を崩し、おかげで某芸人の店の焼肉は食べ損ねるは、今年も神戸製鋼の試合を見逃すは散々でした。みなさん体調には気をつけましょう。

 さて本日は早くも今年3度目の花園参戦。”花園の””東芝戦”そして”チューリップハット”。あの時の歓喜よもう一度。相手はトップリーグ王者だが、ここに来てチーム力が充実してきたトヨタだけに、ゴツゴツした激しい肉弾戦でじゅうぶん対抗できるはず。

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気合が入ったわけではないが、早く着きすぎてしまった・・・。しばらくウロウロしていたら、負傷で戦線を離れているトヨタの谷口選手からストラップを頂いたり、東芝の富岡選手と握手したり、全然知らんおっさんと握手したり・・・。

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東芝もこのマスコットの着ぐるみを作ったら面白いと思うが・・・。

さて試合はと言うと、

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第47回日本ラグビーフットボール選手権大会 準決勝 @近鉄花園ラグビー場 観衆4574人

トヨタ自動車ヴェルブリッツ 23-10 東芝ブレイブルーパス

今期一番のゲームでした。勝利という結果はもちろん、トヨタが自分たちの戦いぶりを見事に押し付け、力で押し切った。東芝はやや反則が多かったとはいえ、激しさではひけを取らなかった。前半を終えた時点では”本当に(守備が)堅いなぁ”という印象でしたが、アイイの長いPG1本で3-5にしておいたことが、後半の緊張感と期待感に繋がったと思います。

前半は両軍ともブレイクダウンが激しく、それに伴いややチャンスになりかけるも反則でフイにするという展開が続き、敵の22M陣に入ることさえもなかなか出来ない展開。東芝の先制トライはアイイの2人飛ばしのパスがやや高かったのを狙っていたのか?ヒルがインターセプトして独走したもの。まずは東芝の司令塔の狡猾な動きにしてやられた。だがこの日のヒルも含めキックがイマイチで陣地回復が思うようにいかず、攻撃もパスは繋がるもなかなか大きくラインを破るシーンは無い。トヨタのDFがしっかり1対1で食らいつく。逆にトヨタのモールからのゴリゴリした突進はほとんど東芝FWに止められ、力技では破りきれない。アイイの変幻自在な動きは脅威を与えるも、手数が掛かり過ぎるとミスが出やすくなる。そんなジリジリした展開にたまりかねたわけでは無いだろうが、30分過ぎのペナルティで東芝の中央より敵陣10M付近からショットを選択。これをアイイが鮮やかに決めて3点を返す。終わってみれば、この1発はこの後のアイイのキックに自信を与えた。結局3-5というロースコアで前半終了。希望も膨らむ一方、”もしかしてこのまま進んで終わる可能性も”の思いも・・・。

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激しい展開で互いに”オーバーザトップ”の反則が多かった。それだけガツガツ前に出ていたことの裏返しか。

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ラインアウトは現地では「また取られたよー」とあちこちで声が上がるほどで、”いつものトヨタ”の印象だったのだが、スタッツで見たらそうでもなかったのは意外だった。東芝の方がキャッチングも含め磐石なのでそう見えるのか?

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両軍ともボールに対する集まりが早い。それを意識して東芝は時折長いパスも織り交ぜワイドに広げる工夫もしていたが、それでも破れなかった。

後半先にゲームを動かしたのはトヨタ。前半のヒルが狡猾なら、後半のイエーツが機転で勝負。タッチを割ったボールをクイックで動かすとするするとライン際を抜け出す。一瞬東芝のDFの足が止まった隙だった。3,4人ほど振り切ると、”必殺仕事人”中山が後方からスルスルとフォローに上がり、イエーツからパスを受けると難なく中央に走りこんで逆転。しかしその5分後東芝立川のトライで同点。この試合でトヨタDFが唯一決定的なところでタックルを外されたシーン。ブリュー(だったか)の突破に対し、数的にはDFの人数は揃っていたが、さすがトップリーグ王者。このときはフォローも厚かった。

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ロック陣が怪我人が多く中山が5番でスタメン。ロックということでスクラムやラインアウトのそれはこなすのだが、総じて全体的にトヨタは第3列が4人いて機動力で勝負している印象だった。とにかくしつこく泥臭くボールに絡む。ボールを奪えば少しでも縦に前進。これで東芝を疲弊させたことは間違いない。にしても東芝のキックに素晴らしいチャージを見せた中山・・・「何でそこにいるんだ!」 八面六臂とはこのことか。この日のMVPは間違いなく中山隊長です。ジャパンのキャプテンもワイルドな動きでアクセントになってました。

クライマックスは後半23分、この日攻守に存在感を放ったイエーツがまたしてもラインブレイク。蹴る振りをしながらゆるゆると走り出すと、相手も一瞬フリーズするのか、決して爆発的に速い訳ではないのだが、いいコース取りとサイズを生かした走りを見せる。最後は大外に余った遠藤をダミーに使いながら自ら飛び込み勝ち越しトライ。難しい角度のキックもアイイが決めてこの日初めての7点リード。この差が精神的に余裕を生み出した。

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勝利を確実に手繰り寄せたのは、この後のアイイのキック。この日のアイイは距離は問題にしない素晴らしいキックだった。

 終わってみると、今までのトヨタらしくない(失礼) 機転とゲームコントロールの試合であった。だが、それを生み出したのは激しくも堅いDFでした。東芝が気の抜けたプレイなどというのは断じてない。あえて言うなら連戦のトヨタとシードで間が空いた東芝の少しの試合感というのはあったかもしれないが、間違いなくこの日のトヨタは東芝を力づくで抑えました。

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「奇跡が起きたよ!!」 もとい・・・「奇跡なんて失礼です!」

愚直に地道に徹底的にが、形としてかなり具現化されてきました。誰だ、「監○がなぁ・・・」なんて言っていたのは。(笑) これで三洋との決勝戦に進みます。今度こそ”エイエイオー”な方々に一泡吹かせて欲しい。

最後に前回の苦言から・・・、ではないでしょうが

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ファンサービスをするジャパンのキャプテンです。考えてみれば、”絶対に負けられない戦いがある”とか言っている競技の代表のキャプテンがこのようなサービスをしようものなら、人だかりと警備とか大変ですし大騒ぎですよね。でも競技自体はW杯も2019年には日本で開催されますし、何よりW杯で勝利を飾る可能性が高いのはこちらの競技なんですけどね。(個人的意見ですが) いや私は今のこのような光景の方が好きなんですけど。ふと花園ラグビー場のメインの入り口の上部に掲げられた看板を見て2019年にもなればラグビーを取り巻く雰囲気はどうなるのかなぁなんて思ったもので。

来週の決勝戦は・・・すみません。今年はアマラオとの約束がありますので・・・、参戦される方々に託します。


1月24日 ジャパンラグビートップリーグ2009-2010 プレーオフセミファイナル 三洋ートヨタ [ラグビー]

 懲りずに奇跡を期待し、今期2度目の花園参戦。もちろん三洋は強敵だが、少なくと”勝負”は期待できるはず。さてさて試合は・・・。

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ジャパンラグビートップリーグ2009-2010 プレーオフセミファイナル @近鉄花園ラグビー場 観衆6120人

三洋電機ワイルドナイツ 25-21 トヨタ自動車ヴェルブリッツ

 リーグ戦のような大差にはならず、終了間際には”もしかしたら”と思わせる反撃を見せた。点差、ポテンシャルともいい勝負ではあったが、では勝利に値したかと言えば・・・。三洋も結構ミスが出たのだが、そこにつけこめず、逆にせっかく激しい守備でなかなか大きなゲインを許さなかったのにミスから、大きなチャンスを許し、それをしっかり決められてしまったトヨタ。残念だが、あと”少しの差”が”大きく”が表れた試合だった。

 序盤は両チームと激しい守備で、お互いが大きなゲインを許さず、ジリジリした攻防で進み、PG合戦になりかける。だがトヨタは最初のチャンスはトライを狙って攻めたにもかかわらず、僅か数分後のチャンスはあっさりPGを選択。??? 序盤になんか今日の展開に対しての一貫性が感じられないような・・・。一発勝負は得点のチャンスは確実に取っておくべきだと思ったが・・・。それでも9-6での終了間際に、自陣ゴールラインを背負ってのマイボールスクラムから、キックで陣地挽回を図ろうとしたアイイがインゴールノッコンを犯し、このチャンスを三洋は劉永男のトライでモノにし逆転。手痛いミスだった・・・が、後で家でTVを見たら、明らかに球出しのタイミングが悪いというか合わないというか、受けるアイイが半分前のめりになっていた・・・。

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FW戦はやや劣勢。第2,3列が全て外国籍の選手で固めた三洋。大きく強くよく動く。トヨタの菊谷、谷口、ホップグッドといったサイズと突破力のある選手をもってしても、なかなか打ち破るところまでいけなかった。

 後半、やや三洋が押し気味の展開となるが、トヨタもよく堪えていた。が・・・ここでまたも・・・。パントの処理で2人がカブってのノッコン。しぶとく堪えるトヨタもゴールラインを背負うと、そこは三洋の集中力。最後はアイブスに押し込まれ失点。ここあたりの時間帯は三洋は激しくもリスキーなことはしない。逆にトヨタは選手交代で流れを代えようとするのだが、逆にその交代直後、スルスルと抜け出した北川にトライを許す。SOとFBがポジションを代える場面で、その間隙を突かれた格好。イエーツがいい働きをしていただけに下がった直後の失点で・・・。

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後半は、アイイ、山内、馬場といくつか大きなゲインで湧かせてくれたが、これは個人技とひらめきによるもの。組織でしっかり守る三洋をチームとしては崩しきれなかった。

 その後、この交代自体は当たり、馬場のテンポの速いパスで攻撃陣が息を吹き返し、久住、アイイの連続トライで、とりあえず4点差の”あわや”の展開までは持ち込んだが・・・。

 序盤や勝負所など、色んな選択肢がある場面では、堅いというか消極策というか、どうも狙いが曖昧。いくつかあったノッコンは明らかに気合が入りすぎてというか、ぎこちないというか・・・。三洋もらしくないミスも多かったのだが、トヨタがそこをつけこめず。三洋は守る時間は徹底してとにかく我慢し、勝負と見るや一気に運動量と人を割いて確実にチャンスをモノにしたのとは正反対。逆に9-25と差が開き、”こうせざるえない”の状況になってから、急に攻撃が活性化したのは皮肉。

”平常心を持つ事”と”開き直る”という事は口では簡単に言えども、実際にそうする事はなかなか難しい・・・。

 ポテンシャルは十分見せた。だが、”終わってみると・・・”の展開は今年も変わらなかった。(涙) 

 そして終了後、ゲームは僅差も試合後は相変わらずの完敗である。いつも言っているような気がするが・・・、

 時間をかけてファンサービスに勤しむ三洋の選手。田中史朗選手は一番最後まで残って、メインに戻ってくると多くのファンからの頂き物を持っていたのだが、またちびっ子ファンのサインを求める声に足を止めて。この時「じゃんけんで勝った方に」とその子どもファンに、付けていたリストバンドを投げ入れたのだ。

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微笑ましい光景、とともにファンに見られていることを十分意識しています。この子どものファンには大きな記念と思い出になったことでしょう。逆に・・・言うまい・・・、ただ・・・・太田と豊田ってどっちが花園から近いんだっけ??

アイイの気さくさが救いでした。


1月9日 ジャパンラグビートップリーグ2009-2010 トヨターリコー 近鉄ーサニックス [ラグビー]

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本日は近鉄にて、約10ヶ月ぶりに花園参戦! 年末年始は裕福なのか貧乏なのかよくわからない旅程ですが、色んな意味で興味を引かれた”一粒で二度おいしい”2試合を観てまいりました。

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ジャパンラグビートップリーグ2009-2010 第13節 @近鉄花園ラグビー場 観衆3271人

トヨタ自動車ヴェルブリッツ 52-0 リコーブラックラムズ

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ジャパンラグビートップリーグ2009-2010 第13節 @近鉄花園ラグビー場 観衆4772人

近鉄ライナーズ 17-44 福岡サニックスブルース

 結果的には2試合とも大差となったゲームでしたが、中身は違ってリコーは順位的にモチベーションが保ちにくい中でしたが、ラーカムという大駒を欠いた中でも、決して雑にならず必死に戦っていました。逆に近鉄は勝てば自力で10位以内確定、しかも地元でのゲームだったにもかかわらず不甲斐ない戦いぶりで入れ替え戦にまわる羽目に・・・。

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 序盤からボールを支配していたのはリコーでした。初っ端にあっという間にトヨタ・中山にトライを奪われてどうなることか思いましたが、その後はバックス陣を中心にして、よくパスを回しては攻勢に転じ、攻めるリコー、守るトヨタという図式がしばらく続きます。がリコーは丁寧に繋いでじりじり前には進むものの22メートル陣まで入ると決め手不足。手数がかかり過ぎて、最後にボールを奪われたり、反則でチャンスを潰してしまいました。逆にトヨタのDFは1人目のタックルが甘い?のですが、常にフォローが早く、大きなゲインは許さず。狙ってやっているそういう守備ならいのですが・・・どうなのか? ただこのところの試合では最後の一線は越えさせない”曲がっても折れないDF”がよくできています。そして攻撃では、バックスの力よりも第3列の縦の突進がよく効いてると思います。この日のトライは割りと単純な形で手数を掛けずに縦に進むプレーで多くのゲインを奪っていました。そして最近はSOアイイが固定されていることでバックスの球の回りもスムーズで難波、イエーツあたりとはひねりの利いた攻撃を展開。斜め走りで独走トライを奪った難波は健在。イエーツは最後尾の守備も頼りになり攻撃でも相手に脅威を与えました。プレーオフではこの形でいく方がいいように思います。まぁ難しい策を労してもアレだとは思いますが・・・。後は攻撃ではアクセントになるものの、スタンドから見てても怪しい守備のWTB城戸のところをつつかれた時にどう守るか?キックが飛ぶたびひやひやします。

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攻守に頑張った山内貴之選手がMOM初受賞。表彰してすぐにファンに祝福されるのはならでは光景。

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肉弾戦はトヨタに分あり

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守備では22メートル陣ではよく粘って守っていたリコーだが、逆に敵陣から大きなゲインを許すことが多かった。

 リコーは前半はよく健闘しました。無得点は点差が開くとPGを狙えないので致し方なし。なかなか最後の一線は越えれませんでしたが、チームとしてどう戦うのかは、見ていて明確でした。ただこの日は丁寧に攻撃しすぎたかな・・・。実力ではトヨタが上位なのは明らかな上にアクセントとなるラーカムが不在。キックをもっと使ったり、”意外性”を期待してもよかったかと。序盤にトヨタを混乱させれれば意外な展開にもなったのかなぁと思います。さすがに点差がどんどん開き、選手を色々代えたことで後半はやや気持ちが切れてしまったのが残念でした。スタンドでは初めて生で聞いた”たぬママ”の必死な応援の声が響き渡ったので、試合の勝敗はともかく、トヨタサイドで見ていた私でもリコーに1トライ取らせたかった・・・。スタンドの多くのトヨタファンから「行け行けトヨタ!」と集団でコールがあっても、たった1人の「リコ、リコ、リコー!」の声で吹き飛ばしてしまうのですから。あれだけ熱心に応援してもらえるのだからリコーの選手は幸せです。

 さて第2試合。初めて生で花園の近鉄戦の観戦でしたが、すでに周りの雰囲気が違う・・・。おしゃれとは程遠い、男臭いというか、なんと言おうか・・・。(笑) 有名な近鉄の応援団長さんを見るのは2度目。なんかヘアスタイルが違う・・・。

 試合は正直ワンサイド。スタンドが応援するも笛吹けど選手は踊らず。開幕当初からメンバーは揃っているのに”寄せ集め感が否めない”というのがこの最終節まで払拭できてませんでした。トンプソン、統悦ら体を張ってがんばっているのですが、どうにも約束事が乏しく、フォローも遅くで、常に個で戦ってる印象。厳しい野次も飛んでましたが、選手もがんばってるんだけど、やりながら”どっかおかしい””なんか違う”と思いながらやっているように見えました。

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ボールキャリアーに対しての集まりの差。サニックスはすぐ来るが、近鉄はどうも遅い。

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何とか個人能力で活路を見出そうとするが・・・。

 逆にサニックスは組織的で攻守に無駄のない動きで終始、近鉄を翻弄。テレビで見る以上にパスや攻撃のテンポが速く、逆に”走る走る”と聞いてましたが、体力に任せフィールドを走り回るというより、むしろ無駄なく動いてるように見えました。必要なところに常に人がしっかり集まるというか。そして金川、小野、古賀あたりが判断のいいキックを織り交ぜ、マキリの突破力をうまく生かしていました。でも驚いたのはHOの選手が鋭いカットを切って、近鉄のBKの守備を”かわしてインゴールに飛び込んだシーン。FWでもあれだけ動けるのは面白い。総じて個人的には、リーグの中でも”ちょっと違う”といわれるサニックスのラグビーはなかなか面白かったです。あれも”ひとつの形”です。すばらしい。

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 終了後の入れ替え戦に回ることが決まった近鉄の選手のがっくり感は見ていて辛く、トンプソンや統悦あたりはスタンドに”ごめん”という感じで手を合わせていました。が・・・近鉄のファンは暖かい拍手。結果は残念だけどいい光景というか”愛がある”スタンドでした。試合後、大西将太郎はしっかりファンサービスをしてましたが、やはり結果から笑顔はなし。試合中もずっともどかしさを抱えてプレーしてたのか。それでも丁寧にファンサービスをするところに、高い意識を持ってやっていることを感じました。入れ替え戦も残ってますが、近鉄には来期の捲土重来を期待。

 さて、今節のこの結果、トヨタはプレーオフで花園で三洋と対戦決定。現在参戦の方向で検討中。一昨年の東芝に勝った歓喜再びか? その後のサントリー戦の見事なまでの完敗再びか? 

 最後にKARIYAN CAFE恒例(でもないが)、一枚の写真~  昔やってた某番組みたいに

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ラーカムと私  パッと見たとき大昔グランパスにいた大物外人を思い出した。(笑) やっぱ大物選手はオーラが違います。ちなみにこの写真で半分目的は達成されたのでした。(爆) でも来てた方々で結構目当てにしているファンは多かったです。プレーが見たかったので、負傷欠場は残念でしたが、出場ならこの写真もなかったので・・・。 

 


12月26日 ジャパンラグビートップリーグ2009-2010 ホンダーNEC [ラグビー]

 この日は瑞穂参戦。トヨタ絡みでは無いのだが、昇格チームホンダの戦いぶりに興味があり、生で見たくこの日の参戦。NECの予想外の今期の不振ぶりで、この時期のこのカードが残留を賭けた戦いとなった。

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ジャパンラグビートップリーグ2009-2010 第12節 @名古屋市瑞穂ラグビー場 観衆1265人

ホンダヒート 17-27 NECグリーンロケッツ

残念ながら、この結果でホンダの13位以下が確定し、来期のトップリーグからの自動降格は決まってしまった。もちろん私もつい最近、”降格”を経験したので、チーム・選手やファンは悔しいだろうと思うし、心中は察する。だが、勝ち星には恵まれなかったものの、初昇格のチームが、自分達の持ち味を生かし、果敢に強豪チームに向かっていく姿は気持ちよかった。今回の経験を生かし、また来期以降頑張ってもらいたい。

試合はFWの強さを生かしたNECがボールを上手にコントロールしながら、ラトゥ、サウカウあたりのインパクトプレーヤーが突破を図り、そこに守備が集まる所で外にボールを散らしてホンダを揺さぶったNECが早い段階で4トライを奪い、ゲームでは終始主導権を握った。怪我人が多く、得点力に乏しかったNECがこれだけ先に点を取ったのは少々意外だったが、元々は地力のあるチーム、今期は怪我人続出が全てなシーズンだった・・・。

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一方後手に回ったホンダだがあくまで、自慢のバックスで勝機を見出そうとしていたのはよく分かった。地元凱旋の木村、強くしなやかなランニングで脅威を与えた山田、中央からヒットを恐れず突き進むアリシと魅惑的なバックスを揃えていたが、この日は早い段階の失点とFWの力関係で、NECの守備網はかなりバックスのランニングを警戒し、なかなか穴が開かなかった。もう少しホンダも早い球出しでパスを回し、これでもかこれでもかと両翼に持たせるのも面白かったかなぁとは思ったが。

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試合が終わり、ホンダの降格は決まったのだが、そこに悲壮感とか残酷なコントラストは見られなかった。むしろ清清しさを感じた。まさに今期の”ホンダのチャレンジ”が終わったというべきか。もう1試合リーグ戦は残されている。最後まで”ホンダ”らしく戦って欲しい。個人的にはホンダのゲームは失点は多いが、あくまで得点を狙う、まぁ派手な試合は嫌いじゃない。リーグはチームの数があれば、試合の考え方・やり方もそれと同じ数が存在する。似たようなチームが幾つもいらない。”チームのアイデンティティを各チームが明確に表現することでリーグは盛り上がるのだと思っている。もちろん優勝するためには、その近道や王道みたいなものは存在するのかもしれない。でも・・・大抵優勝争いするチームの結果=楽しさは成立しないんだよねぇ・・・、堅い試合ばかりで・・・。私は個人的には面白いものを見たいと思っている。 だからお前は緩いんだよ! と言われればそれまでだし、それは甘んじて受け入れる。


12月12日 ジャパンラグビー2009 トップウエストAリーグ 豊田自動織機ーNTTドコモ [ラグビー]

 本日は入れ替え戦に挑む我が軍の練習を見がてら、ウェーブスタジアムで最終戦が行われる、トップウエストのゲームに参戦。それにしても、織機戦・・・、FC刈谷の試合より観客が多い・・・、恐るべし社員動員!

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ジャパンラグビー2009 トップウエストA 最終節 @ウェーブスタジアム刈谷

大阪府警察 35-5 中部電力

 まずは、優勝争いとは関係無い試合ではあったのだが、終わってみればなかなか面白い試合だった第1試合。前半は0-0のスコアで折り返したのだが、スコアとは裏腹に両ゴール前を行き交う均衡した展開だった。FW戦で大阪府警が攻めるも、粘り強い守備で反則を誘い、バックスの走力で盛り返した中電。イメージしていたのと違い大阪府警はキックを効果的に使う。

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試合中、ひたすら気になった中電のHO#2の頭。

後半に入ると、ついに、大阪府警FWが中電を制圧し出す。前半は堪えたが、そこは警察? あくまで正攻法にゴリ押しを徹底し、トライを重ねた。中電はやや息切れか。力関係的には五分五分に思えただけに、自分たちの持ち味を最後まで出し切ろうとした警察に分があった。ただ中電も最後まで諦めることなく、バックスの展開でなんとか活路を見出し、最後に1トライをあげて一矢報いた。

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前半はスコアレスだったので見れなかったが、後半ようやくキック・・・、やっぱあきらかにポール低すぎるよ! ほとんどポールの間ではなく上空を通過していた。正しい判定は出来るのかとも思ったが、特にトラブルにはならなかった。

んで第2試合というか事実上のメインエべント、織機VSドコモ。第1試合の終盤当たりから、明らかな社員動員の方々がスタンドに入ってきた。んで・・・あえて苦言を言うと、試合の最中に無駄にウロウロされると気分が悪い。警察の勝利が見えていたからまだ我慢できたが、競った試合ならぶち切れそうである。そして何故に、入り口付近や通路にたむろするのだろうか?社員の方々はタダかもしれないが、この日の私は有料入場者です。正直、不愉快でした。

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ジャパンラグビー2009 トップウエストA 最終節 @ウェーブスタジアム刈谷

豊田自動織機 55-18 NTTドコモレッドハリケーンズ

 終わってみれば大差となった試合ですが、これは、試合に臨む状況からして予想はしていました。圧倒的な不利な状況でドコモはFWが織機より良かったのですが、バックスの展開が乏しく、そして織機のインパクトプレーヤーを前面に押し出す戦いの前に抵抗はすれど止めきれず。前半は粘ったものの、後半はすっかり地元で優勝ムードの織機の引き立て役となってしまいました。

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ドコモはしぶとく戦っていたが、失点シーンがあっさりし過ぎ。特に得点直後にすぐ失点というのが目立ち、終始後手を踏んでしまいました。

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ジョセフ・ヴァカ祭り。(#13)単純にこの選手の突破を見るだけで楽しい。特に後半はドコモは彼1人にいいようにやられてしまった。またロックに入ったラワンガはそのサイズと運動能力で、このカテゴリーではやはり大きなインパクト。織機のラインアウトの安定に一役かった。以前、トヨターワールドを瑞穂で見た時は、ラワンガはメンバー外で外のテントの警護? ヴァカはウイングで登場もなかなかチームがボールを持てず、フラストレーションでシンビンを食らい、ト○タ親父に口汚く罵られていたのだが、この試合では雲泥の差。見事な活躍ぶりだった。織機の社員動員の客がどこまでラグビーが分かるのかは不明だが、少なくとも後半は彼が持つだけで大きな歓声が上がった。いい意味で単純に分かりやすい選手だ。

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大方の予想通り。織機が優勝。これでトップチャンレンジリーグに駒を進める。もちろん絶対ではないが、力関係でいけば、ほぼ来年のトップリーグ昇格を手中にした。これでホンダヒートも今年残留してくれれば面白いが、ひとまず来期はトヨター織機が見られる。刈谷か豊スタあたりで組んでほしいところだ。


12月5日 ジャパンラグビートップリーグ2009-2010 トヨターNEC [ラグビー]

 本日は嫌がらせのような雨でした・・・、悲しいことに・・・デジカメが逝ってしまいました。(涙) NECのブースに、この日欠場の安藤&熊谷両選手がいたので、記念撮影でも・・・と思ったら、カメラが電源入れてもウンともスンとも言わない。おかげで本日は画像はありません。

ホントに行ったのか? この雨の中?

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トヨタのポンチョを着てなんとなく並んでいたらもらったタオマフと、NECのブースで安藤選手に頂いたNECのストラップ。そういえば、よく分からないがエコな花も頂いた。

ジャパンラグビートップリーグ2009-2010 第9節 @名古屋市瑞穂ラグビー場 観衆3263人

トヨタ自動車ヴェルブリッツ 6-3 NECグリーンロケッツ

決して野球でもサッカーのリザルトでもない。ラグビーの試合です。(笑) ヤコが1PG、アイイが2PGのみ。試合前のトークバトルは、キックでファンを大いに沸かせた、トヨタ・廣瀬、NEC・岡野の両OB氏。だから、OBに気を遣って・・・な訳では無いだろうが、時折激しくも降る雨と、それをしっかり浴びたスリッピーなフィールドでは、ロースコアも予想できたとはいえ、まさか・・・。

トヨタはNECヤコの賢く嫌らしいキックに対し、バックスのキック処理があまりに稚拙で(特にイケメンFB)・・・、そこをNECに大いにつけこまれた・・・、とは言え、NECも22メートルラインを超えると、全くもって攻めての無い手詰まりな状態。そう・・・決定力不足!とはこのような時に使うのだ。

ゲーム全体的にNECはヤコのキックで陣地を取りながら、FWで押し込む形で、リスクは極力負わず、バックスは完全にキック処理係。トヨタはオーソドックスに接点は激しく戦い、FWもNECをよく食い止めていた。ボールはある程度、持つ事はできたが、たまに起きる、反則やキック処理ミスからのピンチのおかげで、なかなかペースを掴みきれなかったか。ゲーム全体ならNECの思惑通りに進まされていた。だが・・・あまりの攻撃力不足のおかげで、NECは勝てそうなゲームを落とした感。運動量は落ちたが、技巧なキックで、なんとかしょぼい攻撃陣のタクトをふるったヤコが不憫でならない。

「点取らんかい!ボゲッ!」と私なら言ってしまうだろう。それくらい・・・。 

逆にトヨタは終了間際のアイイのノッコンからのピンチも、気力・根性・サイズを武器に何とか堪え、勝ち点4をゲット。守備が勝負所で安定していた。おかげでやらかさずに済んだ(安堵)

上位2チームには敗れたとは言え、昨年に比べ、地道に愚直に戦い、取りこぼしも無く手堅く戦う、今期のトヨタ。先週のクボタを完封、今日は3点のみ。2試合で3失点は、1試合平均1.5点と、中日ドラゴンズの左右のエース並みの防御率である。折角、守備が安定しているので、つまらないミスは、さらにカイゼンを重ね、もう少し、安心できるゲームを瑞穂で見せてもらいたいものである。去年といい今年といい・・・瑞穂でなかなか勝てないな・・・。

最後に・・・、ラインアウトのスローワーは、バスケ部について毎日フリースロー1000本。イケメンFBは、野球部について外野1000本ノック。これで課題を克服してもらいたい。今日は致命傷にならずに良かった・・・。


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